久々のブログを書こう。

 さて。
 最近、どうもいろいろこじらせてこんがらがった挙句、超わかりやすい自分の心理が整理できるようになった……気がする。

 仕事でミスったとき、僕は落ち込むのだけど、その落ち込み方が、「自分は無価値な人間だ」とか「自分は相手を怒らせる存在なのだ」だった。
 けど、気付いた。
 優先順位がおかしい。

 「仕事ができる人でなければいけない」「そうでなければ存在価値がない」。
 その他にも、「仕事ができないくせに早く帰っている奴、と思われてはいけない」「さぼってはいけない」とかいうのがあって、僕は部署の中では残業率が高い(そして自己評価の低さから残業時間は申請していない)

 でもあれだ。
 大事なのは「客先の要求を満たせるか否か」が第一命題であって、「自分には有用性があるかどうか」って別に大した問題じゃないよね。「仕事できないくせに早く帰っている奴と思われていないかどうか」なんてもっとどうでもいい。「相手を怒らせていないかどうか」だって、どうだっていい。

 ということで、第一命題とそれ以外という、判断基準や僕のルールを順位付けする必要が出てきた。

 そんなことをつらつら思いつつ、一人飲みを実行。
 連れがいなければ、自分でなんとかしないといけないのでね。一人で行動できるようにならないと、何もできないからね。
 まあ、あわよくば飲みの席で誰か声かけてくれないかなー、と思ったけど、そんなことはさっぱりなく(他の客は家族連れだった。それはそれとしてエリンギのバター醤油炒めがうまかった)。
 ま、僕にドラマなんてないよね、そんなもんだよね。期待しちゃがっかりするよね、でも、予防線を張る人生と期待する人生どっちが楽しいんだろうと、ふわふわ歩いていたら。

 帰り道で声かけられた。「飲みませんか」って。

 おお、これは珍しい展開だ、って思って「いいですよー」って乗って。
 ……ええ、挿れちゃいました。
 期せずして、ワンナイトラブやっちゃったなー。夏にすること夏にしたいこと100選のうち、一番無理だろうと思ってたことだよなーとか思ったり。
 一昔レベルだよ、前やったのって。次は20年後かなあ、とか考えたり。やっぱ、スカートだと圧倒的に手が届きやすいんだなあ、これきっとズボンだったらこんなスムーズじゃなかったよなあ、とか。

 判断力は適正。後悔もしていない。

 問題は、妊娠。ちょっと危ない日だった。
 未婚で産むのも問題だし、産んだとしても僕の年だと障害がある可能性が高い。手術は覚悟しとくべきか、判明するまで2週間ぐらい気に病む日を続けなきゃいけないのか。アフターピル? そこまで可能性は高い? てか、恥ずかしいことだよね。

 そこで、優先順位付けをしようという思考が生きた。

 可能性は高くない。けど2週間を気に病みながら待って問題があったら? 万が一があったら?
 答えは早く出た。
 行動に移したけど、思ってたより簡単だった。

 で。
 タイトルの話なんだけど。

 僕が喪女なのは、
 ・顔が悪い
 ・太っている
 ・家事できない
 ・部屋が汚い
 ・人に合わせられない
 etcetc
 そのどれでもなくって。

 「妊娠」と「女子の悪意」が極端に怖いせいなんじゃないか、って思った。

 僕はわりと痛がりな癖に行為には興味津々で。ぶっちゃけていうと、好きなほうだと思う。
 そんな僕だから、行為に縁遠くなるように無意識に予防線を張りまくっていたんじゃないかと思うのだ。
 すなわち、
  異性といい感じになる=望まぬ妊娠
 で、人を好きになる前にそっちのことばっかり考えているから、相手のことを信じてない=結婚はない。
 そのくせ、モテナイことは人として評価が低い、という価値観がある。

 異性と良い雰囲気にならないように、受け答えや態度は頑なになる、からっとした会話を必死になって
作る→モテない→「なんで自分はモテないんだろう」と落ち込む→自己評価が低くて頑なになる のループ。

 たぶん普通の人は、「いい感じになる」と「望まぬ妊娠」の間がもっと離れていると思う。僕の発想が短絡的すぎるのは承知の突っ込みどころではあるのだけど。
 もしかして、避妊に自信を持てれば、少なくとも異性との会話は余裕ができるんじゃない?

 なら、なんでピルを使うという発想をするんじゃなくて、良い雰囲気をつくらないように、という方向に走ったかというと、それは「生理痛ひどくないのにピル使うなんて、完全に避妊目的じゃん。特定の人もいない癖に」って思われるのが怖かったからだ。(ピルは彼氏いる人のものだという認識がある)。「私はスキモノです」って宣言するような気がして怖かったからだ。

 ネットを見ていても、女子におけるスキモノへの評価はさんざん(な気がする)。男性受けが良ければ良いほど、女性には嫌われる(気がする)。
 ……これってさ、小学校時代に女子にハブにされた影響なんかなあ?

 女子に属せず、オタとかに属しておいたほうが、女子からの女子としての攻撃は受けずに済むもんね。女子として強く生きることよりも、女子を降りるほうを選んじゃったからなあ。
 女子から攻撃されずに、そういう行為をするには、「愛」とか「人柄」で結びついた文句のつけようのない美しい関係の相手を作らないといけないんだよなあ。……しんどいなあ。

 さあ、優先順位を考えよう。

 第一命題は、「僕が幸せに生きること」。「女子から嫌われないようにすること」なんかじゃない。
 幸せに生きるためには、心の余裕をもって異性と対峙したい。
 ……「女子からの悪意を避ける」なんて、めっちゃどうでもいいことなんじゃない?

 ピルをもらいに行こう。
 モテもとい、行為に誘われやすくなるようにダイエットしよう。その他、いろいろやろう。
 人間的に素晴らしくならなければいけない、とか、(女子から見ても文句のつけようのない)女子を無理して目指す、なんてことはしなくていいんだ。

 人生がちょっと楽しくなる気がするね。
 声かけて最後までしてくれた○○さん、ありがとね。